わたしは旅行が好きで、特に沖縄が最近のお気に入りスポット。
前回沖縄に旅行した際、地元の方がユタのことを語って聞かせてくれる機会がありました。
ユタとはイタコと少し似ており、シャーマン的な存在。
その方の知り合いがある日突然、神ダーリに陥り、その後ウグヮンマァーイ(巡礼のようなもの)を重ねて一人前のユタへとなっていったのだそう。
シャーマンだとか聖地巡礼だとかキーワードを拾うとまるでファンタジーですが、現代の話ですよ?
わたしはそれまでも沖縄について、日本なんだけど異国のようなイメージを持って接してきたところがあります。
日本語は通じるけどあちらの言葉はわからないし、日本とは明らかに異なるゆったりとした時間・空気の漂いかた。
本土とはまったく違う時代背景を持っているから異国っぽさが感じられるのでしょう。
前回の旅行で地元の方とお話しすることによってよりそんな感覚を強く持つようになったと思います。
沖縄独特の空気感に魅せられて先日手に取ったのが小原猛さんという沖縄に住んでいる方の書いた、「沖縄の怖い話 琉球階段物語集」。
表紙がいかにもオカルトちっくな鬱々とした雰囲気なのでちょっと人前では読みにくいんですが、カバーをつけてしばらく持ち歩こうと思います。
一話あたり2ぺージとか5ページで構成されているっぽいのでちょっと電車を待つなどの空き時間に読みやすそうです。