週末台湾!という本が気になって読んでみました。スタイリッシュなデザインが特徴的なこの本はシリーズものらしく、他にも週末ソウル!や週末バンコク!などの姉妹本が隣に並んでいました。
内容としては金曜日会社を上がったその足で台湾へ出かけ、
土曜日日曜日と満喫して月曜日はリフレッシュした体でまた会社に出勤しよう!という趣旨のもの。
最近は週末台湾を勧める特集がテレビでも組まれることが多く、特に注目していなかったわたしでも、週末台湾特集を3つくらい見かけました。水卜ちゃんが美味しそうに屋台で頬張る姿ばかりが印象的で、あまり特集の内容は覚えていませんが。
そこで具体的に旅行を組む参考にしようと手に取ったのがこちらの週末台湾!です。るるぶやまっぷるのような、カラー写真がメインのガイドブックは既に持っているわたしが欲しいのは、それらの一般的なガイドブックよりも掘り下げられた観光地情報やその本ならではのエピソード。そのためちょっと写真や挿絵が少なくて、モノクロで見にくいのもご愛敬ということで済みました。
台湾の基本的知識を持ったうえで読まないと、著者2人の私見がかなり混じっているのでわかりにくいかもしれないですね。
また、著者が2名いるというのがネック。それぞれ女性と男性の方で年齢も違うので文章の雰囲気や物事に対する考え方が違うのは当然です。
それが特にこれといった規則性もなくランダムで載っており、文章の末尾に著者名が書かれているため読み終わってやっと「あ、女性視点で見ればよかったの?」みたいな小さな混乱が起きてあまり気持ちよくは読めませんでした。
これについてはわたしのアタマの切り替えが不器用なだけ
とも言えますが…。
ただ、週末台湾!にしか載っていない情報は多いです。それにエピソードとは分けて、紹介された店舗の情報が欄外に記載されているので
非常に機能的です。
現地でパパっとページをめくって探しやすい設計。るるぶやまっぷるでは飽き足らなくなった人が台湾旅行に連れて行く本としてオススメの1冊だと思います。