好好台湾

青木由香さんの本が最近お気に入りなので、「好好台湾」にも手を出してみました。
書店でパラパラと見た感じ、なんだかデザインが平凡というかシンプルになっていて「あら?わたしが以前買ったものより可愛くないぞ?」と思ったんですが、なるほど謎が解けました。
青木由香さんの本は出版を重ねるごとに素敵なデザインになっていっているんですね。それでわたしが好きなデザインから集めていくもんだから、時代を逆行してしまったみたい。

台北だけでなく、台南や台東といったあまり特集が組まれないエリアも平等に扱われている書籍はとても貴重。ただ、本当に青木由香さんの趣味のみで構成されていて、「それ台湾じゃなくてもいいじゃん」みたいなものがとても多いです。
限られた時間で台湾を訪れる人より長期滞在or移住している人向きな感じが強くて、残念ながらわたしには活かせそうにないなと思いました。普段はどんな本も一字一句キッカリ読み干すわたしですが好好台湾はぶっちゃけ飛ばしちゃったページもちらほらあります…。

そんな中、一番面白かったのは美容外科やマッサージの話。さすが青木由香さん、施術内容や効果を語るありきたりな紹介文ではありません。施術してくれる先生の人柄や日本ではありえない様々な対応などの体験談を交えて面白おかしく書かれており、これらの台湾マジックをぜひわたしも体験してみたいと思いました。

わたしが台湾に求めているのはモダンな店や料理ではなく、怪しさとゆるさだったんだなって再確認した一冊でした。

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