海鮮大好き!ちゃかぽこ(@happychakapoko)です。
春まっただなかのこの時期、スーパーで妙に安いカニを見かけたことありませんか?
見た目はやや小ぶりな毛ガニなんだけど…
「栗毛ガニ」
「クリガニ」
「サクラガニ」
…みたいに色んな名前で売られているみたいです。
クリガニを見つけたらラッキー!とりあえず買ってみましょう。
本日はクリガニの美味しいものの選び方、調理法や注意点をまとめてみますね!
一体どこが違う?毛ガニとクリガニの違い
実は毛ガニの本当の名前はオオクリガニといって、クリガニとは親戚みたいなもの。
どちらもクリガニ科クリガニ属なんです。
見た目が違うのは置いておいて、大体の2者の違いはこんな感じ。↓
毛ガニ | クリガニ |
---|---|
値段が高い | 値段が安い |
300〜400g前後 | 200g前後 |
年中獲れる | 3月〜5月 |
メス食べちゃダメ | メス食べてOK |
貴重な水産資源として扱われているかどうかが価格や安定供給具合、メスの保護有無に反映されている感じっぽい。
クリガニはたまたま捕まえたから地産地消しちゃおう〜ってノリで、あんまり市場まで流通しないんですね!
大事なのは、毛ガニのメスは日本では禁漁扱いだけど、クリガニはメスも獲ってOKなところ!
濃厚な内子(卵巣)が楽しめます…!
内子といえばセイコガニしか食べられないのかと思っていたけど、クリガニもOKなのね〜。
どのカニにする?美味しいクリガニの見分け方
- 持ってみて重い
- 殻の色が濃い
- 元気な個体
脱皮したての身がスカスカなカニだけはつかみたくない…ということで重く、色が濃いものを選びます。
そして鮮度が大切!「ペットとして飼おうかな…」と心が揺らぐくらいにカサカサとよく動く個体にしましょう。
わたしが購入したこちらのカニは半額でしたが、ガサガサ蠢いていました。
ペットとして飼えないか調べてみたら、海水の補給とか水槽の手入れとか思ったより大変そうで諦めたよ!
失敗しないクリガニの調理方法
せっかく手に入れたクリガニ、どうやって食べようかな〜。
悩んでる時間がもったいない。買ったらとりあえず思考停止で茹でちゃおう!
要点だけ押さえてね。
キチンと洗う
生臭事故を起こさないためにも洗いは超大事!!
毛ガニほどではなくとも毛に砂とか謎の海藻とかついているので、水道水でしっかりと洗い流します。
鮮度のいいうちに茹でる
カニの鮮度が落ちるのはあっというま。
何にして食べるかは茹でたあと考えても遅くありません。
買って帰ったらとにかくなるべく早く茹でて味が落ちるのを防ぎます。
冷凍するにしてもまずは茹でる!
足は下向き&輪ゴムをかけて
カニは茹でられると苦しくて自傷行為に走ることがあるらしい…。
カニが足を切ってしまわないように輪ゴムで固定して、下向きに鍋に入れます。
水から茹でると苦しみを感じにくくなるとかなんとか。
輪ゴムをつけたまま茹でる
よ〜。
1番大事なのは塩の分量
茹でる際に塩分濃度が低すぎると、旨味が逃げてしまうのだそう。
失敗したくなければ面倒くさくてもお湯に対して塩が3%になるようにしましょう。
測るのがめんどい場合は目分量にプラスアルファする気持ちで!
できあがり〜
15分ほどで茹で上がりました。
半ナマは怖いので、心配な人はひっくり返してもう少し茹でてもいいかもしれません。
カニの甲羅にあちこち何かが付着しているのは、カニの中から漏れ出てしまったミソです。剥がして美味しくいただきました!
茹でたクリガニはどうやって食べる?
さて無事に茹で上がりました!
ここからはわたしの調理過程(?)を晒していきますね〜。
まずはスタンダードに茹でガニとして
カニといったらまず普通に食べないとね!
クリガニは他の蟹よりも殻が柔らかいので、剥くのはそれほど大変じゃないかも?と思ったらそんなことなかった。
小さくて殻ごと身が破れてしまうのですんごい疲れます…。
キッチンバサミじゃデカすぎて使えないため、全部素手で剥きました。トゲトゲのおかげで指の腹が傷だらけ。泣
クリガニについて思ったのは、労力に対して得られる身の量が少なすぎる。美味しいのに破格に安いわけはココだなと実感したよ!
よほどカニへの情熱がない限り、足は味噌汁の出汁として使って体だけ食べることになりそうだね。
ちゃかぽこは海鮮大好きなので時間をかけて残らず掻き出したけどね!疲れるのでけっしてお薦めはできないかな。クリガニはミソと出汁を楽しむもの。
激レア食材!内子は最高のおつまみ
クリガニはもはやミソ&内子を食べるために存在すると言っても過言ではないです。
カニミソと内子。(黄色い部分)
ここだけで218円払える。元の価格の436円でも全然OK。
もう濃厚すぎて素晴らしいです。この部分は正直毛ガニと全く差がないのでは???
お酒が好きな人には最高のおつまみになるみたい。
お酒飲めなくても最高です。
出汁で炊き込みご飯&味噌汁に
可食部が少なく物足りないのでクリガニのだし汁をとります。
食べ終わってバラバラになったカニの殻をお茶っぱポンに詰めて…。
こんなふうに個包装状態にします。
殻を裸で煮出すとあとでカケラを濾すのが大変なので、お茶っぱポンは必須アイテムです。
1袋100円とかなのにめちゃくちゃ優秀なので、普段出汁をとらない人も持っておくといざという時助かります!
さすがに甲羅はお茶っぱポンに入り切らないのでこのあと裸で放り込みました。
しばらく適当にグツグツ煮出します。
炊き込みご飯には残しておいたカニの剥き身とネギを乗せて。
味噌汁にはこれまたネギと豆腐を入れて。
ちなみに炊き込みご飯は米1合につき醤油大さじ1/2・料理酒大さじ1・みりん大さじ1加えて普通炊飯です!
どちらも(トッピング以外)カニは視認できないものの、風味たっぷりに美味しく仕上がりました♪
えっ?殻まで食べる地域もあるらしい!?
クリガニが春の味覚としてメジャーな北海道や青森では、殻まで食べちゃうんだとか。
焼き過ぎかな?と思うくらいにじっくりと焼いたものをパリパリと食べるらしいです!
ちょっとこれは試していません…。
おせんべい的な感じなのかな〜?
値段は安いけどズボラ女子にはちょっとしんどい!?暇があるときやってみてね
また買うかと聞かれたら、正直なところ買っても甲羅のところしか食べないかも!?足は出汁要員になってもらうと思います。
身をほじくり返すのに1時間以上余裕でかかったし、大口あけたら一口なんだもん。
ちょっと小さいくらいなんでもないやい!と最初は思っていたけど、想像以上にサイズって大事なんだなって。
味は美味しいんだけど、クリガニはよほどのカニ好きか暇を持て余す人でないとしんどいんじゃないかな〜と思いました。
まあまあのカニ好きさんは年間30トンも直接タラバガニを買い付けしている北海道網走水産がお薦め。
タラバ・ズワイ・毛ガニのほか、ジンギスカンに札幌ラーメンなど北海道の美味しいものを何でも扱うマルチな水産会社です。
お試し福袋やワンコインコーナー、特別福箱などお得な商品もいっぱい!
おうちで北海道気分が味わえちゃいます。
よかったら頼んでみてね〜!
コメント
ごぶさたしています。
ねぎしです。
今回の記事は、小さめの蟹を買った時のあるあるで、めちゃくちゃ共感してしまいました。
本当に小さい蟹は、労力の割に対価が少ないですよね!
鰯のような小魚もですが。
味は良くても、量的には厳しい。
そこらへんをちゃんと書いてる料理Webって実はめったにないので、「うんうん、だよね!」と、凄くうなずきながら読みました😋
良い記事をありがとうございました。
ねぎしさん、お久しぶりです!
お元気ですか〜?
小魚もそうですね!!ねぎしさんなら理解を示してくれるかなって内心期待しながら書いていました。笑
海鮮系大好きな自分でもこうなるので、そうでもない人からしたら「食べる価値なし」ってなっちゃうんだろうな〜。
ありゃ、私がこの記事を見るのを読まれてましたか😄
肉系は、質はともかく量を安く手に入れるのは簡単ですよね。
肉と違って海鮮好きからすると、安く量を確保するのは大変です!
そのぶん、肉系よりも味はバラエティに富んでますし、太りにくいし、EPAとか摂れるし、長所いっぱいですから、これでいいのだ!
わかる…いかに魚を食べる機会を増やすかみたいになります。笑
だからファミレスに誰かと行くことになっても「魚…しかも生の方が味わう機会が少ない!」って毎回刺身定食やマグロ丼を頼んでしまう〜〜!
ファミレスなら肉料理の方が満足度高いのわかってるのに。
はたから見るとどんだけ魚に飢えてるんだって思われてそうです。