先月東京ドームホテルリラッサのビュッフェで食べたラム肉が美味しかったので、無謀にも近所のスーパーで目に留まったラム肉を買ってきてしまいました。
そのへんのスーパーで買うだけで信用ならんのに、更に不安にさせるのはこのシール↓
すっごい綺麗なピンク色。
ラム肩切り落としと表記されていますね。
正直な話、部位など気にせず20%OFFのシールだけ見て買いました。
帰宅して調べてみると、肩は脂肪が多い部位なので羊肉特有の臭い(いわゆる獣臭ですね)が出やすいのだとか…。
臭いが出やすい部位の肉を20%OFFで買ってくるとは、なかなかの向こう見ずです。
左上のシールにあるサフォーククロスラムとは?
食用羊として最もメジャーなのがサフォーク種という羊。そのサフォーク種を一般種と掛け合わせて(クロスさせて)出来た新しい品種が、サフォーククロスラムなのだそうです。
左上のシールは血統を表しているようなものなのかな。
全然知らなかった、ラム肉とマトン肉の違い
けど幸いなことに、ラム肉を選んだことはまだ良かったみたい。
ラム肉=生後1年未満の仔羊肉、マトン=それ以上の大人の羊肉で、ジンギスカン屋さんで主に出てくるのはマトン肉なんですって。
ジンギスカンって濃いタレにつけて食べてもなお、余りある香りを発してるときがあります。
そのため羊肉とはすべからく味付け濃いめで食べるべきもの、という認識が一般的ですよね。
でもそれは違う。
正しい知識を持って羊肉を扱っていれば、本来そんなに臭う肉じゃないらしいのです。
更にいえば羊は若ければ若いほど、臭いの元となる成分が少ない。
つまりまだ若いラム肉はほとんど臭わないと!
それでもやっぱり羊肉不安なので、味付け濃いめでいってみる
失敗を極度に恐れるビビりなわたしなので、味付け濃いめのレシピを検索します。
蒸したり煮たりで臭いが充満するのも嫌なので、焼く方法を選び…
タマネギ半玉・ニンジン半分をすりおろし、にんにくチューブ・酒・しょうゆ・みりん・砂糖・味噌・ごま油を少量の水でのばしたものをレンチン。
かなりドロドロの、濃厚なタレができました。
やたらニンジンの主張が激しいですね。
これをラム肉全体にしっかりと塗りたくり、30分ほどそのまま浸透させます。
にんにくよ、タマネギよ、ラム肉の臭いを消したまえー!
パックを開けて匂いを嗅いで、特に匂いはしませんでしたが一応。
ラム肉にソースがしみたら、ソースに使わなかったタマネギとニンジンをイイ感じにスライスして、焼きます。
最後にお肉を漬けておいたソースごと、ジュジューっと焼いて完成です。
要は味しみしみ焼肉です!
ソースがあまりに多いので焼肉というより、牛丼みたいになってしまいました。
でもいいの、食べてみたらすっごく美味しかったから!
なんだかクリーミーな味のするお肉で、ふわふわで柔らかかったです。
個人的には塊肉より薄切りスライスの方が好きなので、リラッサビュッフェの仔羊串より口に合いました。
薄切りを両方の奥歯で噛みしめたときの感覚?が好きなんです。
共感してくれる人いるでしょうか…。
ただ1人で300gはだいぶ多すぎたなぁ、結局3回に分けて食べることになっちゃいました。
結論:ラム肉・肩切り落とし・20%OFFのものを素人が調理しても美味しく食べられる!
今まで羊のお肉って本場北海道で食べないとってなんとなく思ってました。
でも手抜きせず下味をちゃんとつければ、東京の普通のスーパーで売ってるラム肉でもとっても美味しいことがわかりました。
同じ味付けでも牛肉→羊肉に変えるだけで全然違った味になりそう。
値引きがないとちょっぴり贅沢品なので頻繁に買うことはないですが、これからはたまに食卓に乗せたいな~。